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2011年9月30日公演m+m+R第18弾

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master+mind+R第18弾!

ー2011年9月30日「master+mind〜take an oath〜」DuelJewel×摩天楼オペラ(opening act:ギルド)開催
今までにありそうで無かった2マン…注目のバンドが、ついに 激突!!

Shun(DuelJewel)+(摩天楼オペラ)

今回は、メインコンポーザー的存在であるGt.Shun(DuelJewel)&Vo.苑(摩天楼オペラ)を迎え、
改めて、音楽に目覚めた幼少期からバンド結成、現在に至るまでの経緯を語ってもらった。
(interview&text:ほんだなおこ/interview協力:椎名(Rooftop編集局長)/photo by:o-mi)

<Live Info.>
2011年9月30日(金)新宿LOFT
master+mind 〜take an oath〜
出演:DuelJewel/摩天楼オペラ opening act:ギルド
OPEN 17:00/START 18:00
ADV ¥3,500/DOOR ¥4,000(D別)
※チケットは、LOFT店頭(Bチケット)、PIA(Cチケット)[Pコード:146-761]、
 ローソン(Cチケット)[Lコード:77634]、e+(Cチケット)にて、絶賛発売中!!
問い合わせ:新宿LOFT 03-5272-0382

音楽に対して早熟だった幼少期
−−幼少期はどんな子供でしたか?
Shun 俺は凄くヤンチャな部分と今の自分を形成しているようなオタッキーな部分を両方持ち合わせたクソガキでしたね。ちょうどこの間、親族の集まりがあって昔の写真を引っ張り出されました。可愛かったんですよ。「なんでそのまま大きくならなかったかなぁ…」ってくらいに可愛かった。衝撃でしたね。
 僕はすごく物静かで、泣かない子供だったみたいで。3つ上の姉がいるんですけど、その姉が結構泣いて騒ぐ方だったんで、「凄い育てやすい」ってずっと言われて育ってきました。ひたすら絵を描いているような、感情をあまり出さないタイプだったみたいで。
−−得意科目・不得意科目はどんな感じでしたか?
Shun 俺は断然、数学が得意でしたね。数学だけは凄い成績良かったんですよ! 中学の時、模試みたいなもので数学満点者名として名前が載ってましたから!!
 僕は、数学っていうか算数なんですけど、「証明」ってあったじゃないですか? あそこからダメでした! あそこで心折れました(笑)。
一同 (笑)。
Shun 俺、逆にそこらへんから面白くなっていった気がするんだよなぁ。ゲームが凄い好きなんですよ! 数学ってゲームみたいなところがあるからハマっちゃったんですよね。大好きでしたよ。
−−苑さんは文系?
 そうですね。国語と音楽と図画工作が好きでした。
Shun 勉強できそうだもんね。
 いやいやいや(笑)。数学の方が勉強できそうなイメージしますよ。
Shun 数学しかできんかったからな。
−−お2人とも音楽の成績ってどうだったんですか?
Shun クソでしたよ(笑)。何もセンスなかったですね。4歳くらいから音楽聴いてたんで、聴くのは好きだったんですけど、演奏するのは…。まさか今、自分が演奏する側に立って仕事しているなんて思えないくらい悪かったです(笑)。ただ、合唱は好きでしたね。声がデカかったんで、合唱コンクールでソロとかやらされました。
 僕も合唱好きだったんですけど、声大きかったんで、女の子に「うるさい!」って言われてへこみましたね(笑)。
Shun 合唱コンクールって、今思えば「女子の独壇場」っていうかさ。「男子出る幕なし」みたいな。
 やる気のある男子もそうそういないんですよ。
−−小さい頃、どんな将来の夢を描いていましたか?
Shun 小学校卒業の時に、卒業証書を渡されると同時に将来の夢をあらかじめ吹き込んだテープが流れるんですけど、その時すでに「バンドマンになる」って言ってましたね。その前は、数学学者か天文学者でした。
 僕は小学校の頃、最初は絵描きになりたかったんです。で、なぜかタクシー運転手になりたくなって(笑)。その後、バンドに出会って中1くらいからはバンドという感じですね。
−−お2人が音楽と出会ったのは割と早熟な時期だったんですね。
Shun 早かったですね。父親と母親が両方とも音楽の仕事をしていて、気がつけば父親と母親が何のレコードをかけるかで、喧嘩してる環境だったんですよ。俺がその時に親父が聴いてたキング・クリムゾンにハマって、口ずさみ出してから、お袋の嫉妬心を煽ってしまって。お袋はポリスが神だった人なんで、「なんとかこの子にポリスを覚えさせたい」って躍起になってかけたがるし(笑)。
−−プログレとニュー・ウェイヴの板挟みに遭っていたと(笑)。
Shun 親父は親父で自分はプログレが好きだから、そっちを覚えこましたいって、毎晩のように喧嘩していた記憶がありますね。
−−周りの同級生はプログレやニュー・ウェイヴなんて聴いてなかったのでは?
Shun もちろん。だから僕は音楽の話を学校でしたことがなかったんですよ。小学生の高学年とかになると、マセてるコとかとラジカセとか持ち込むようになって。そっから音楽の話をできる友達が増えて、「俺もCD貸して」とか交流が始まりましたけど。

影響を受けたアーティスト
−−自分からどっぷりハマった音楽って何ですか?
Shun 僕はB'zですね。B'zを聴いて「カッケー!!」って衝撃を受けて、「ギターがやりたい!!」って初めて思った。それまでもギターが入ってるバンドとかいっぱい聴いてたはずなのに、「ギターってこんなに格好良いんだ!」って最初に思わせてくれたのはB'zだったんですよ。初めて自分のお小遣いで買ったCDはB'zです。
 僕は、姉が聴いてた CHAGE and ASKA かお父さんが聴いてたディープ・パープルか。
Shun チャゲアスは神よなぁ〜。
一同 (笑)。
 それが4歳5歳で、姉がB'zのどっぷりな信者だったんで、もうずっと聴いて育って(笑)。
Shun そうだったんだ(笑)。B'zも神よ。
−−最初からヴォーカルが志望だったんですか?
 いや、僕、ドラムをやりたかったです。
Shun へぇ〜。
 やっぱり、YOSHIKIさん(X JAPAN)に憧れてたので。まず、バンド組むってなった時に「俺、ドラム!」って言った時に、もう先に決まってたんです。
Shun 珍しくない!? それ!!
一同 (笑)。
 俺が結構カラオケへ行くことを皆知ってたんで、「じゃあ、ヴォーカルにしなよ」って言われて。
Shun X JAPAN、カバーした時は嬉しかった?(*2011年1月26日発売 カバーコンピレーションアルバム『CRUSH! -90′s V-Rock best hit cover songs-』にて摩天楼オペラは X JAPAN「紅」をカバーしている)
 嬉しかったですね。ムチャクチャ嬉しかったです。「やっていいんですか?」みたいな感じでした。もう何回も唄ってきた曲でしたから。
Shun そうだよね。アレは完全に自分の歌になってるもんね。
一同 (笑)。
−−Shunさんは最初からギターだったんですか?
Shun 俺、正直ね、何でも良かったんですよね。でも、ベースもドラムも似合わなかったから。でも、ヴォーカルやれるほど、ハートが強くないしっていう。じゃあもう、ギターしかないかって。やっぱり松本孝弘さんが与えてくれた影響がすごいデカかったんで。「じゃ、ギターかなぁ」って。「バンドやりたいな」っていうのはガキの頃からあったんだけど、B'zに出会って「ちゃんとギターやりたい」って意識したかなぁ。で、たまたまお袋の知人が松本孝弘さんのモデルのギターを持ってて、貸してくれたりして。なんか今思うと、必然的に“やらざるを得ない”って言うか。
−−お2人ともコピバンから始まったんですか?
 そうですね。ほぼ X JAPANのコピーです。
Shun 僕もです。
 そうなんですか?
Shun 僕らの周りは X JAPAN、LUNA SEA がすごい流行ってたんですよ。バンドやるっていったら、その2つのどっちかをコピーする風潮があったんだよね。必然的に俺も聴きだして、X JAPANは大好きでした。ドーム 3、4回観に行ってますもん。それに俺、YOSHIKIさんの投げたタオル取ったことあるんですよ(笑)。
一同 スゴイ!!(笑)
Shun ロサンゼルスのイベントで初めてYOSHIKIさんに会った時に、ウチのヴォーカルがあっさりそのことをバラして(笑)。YOSHIKIさん、苦笑いしてて(笑)。
−−バンド結成時はX JAPANような音楽性を目指していきたいという気持ちはありました?
 そうですね。もう疑うことなく、メタルとヴィジュアル系っていうところでした。
Shun 俺、凄いメタル好きだったのに、なぜか、もう俺がバンドやる頃には「メタルは古い」って文化になっちゃってたから。
 僕たちもそうでしたよ。
Shun マジですか?
 メタル聴いてる人は少数でした。
Shun 俺もメタルは凄い好きで、聴きまくってて。でもバンドを自分でやる時、最初から俺はヴィジュアル系しか見てなかった。
一同 へぇ〜。
Shun このシーンが一番、皆好き勝手やってんじゃん。「面白そう」っていうイメージで。最初からヴィジュアル系やるって決めてたと思う。

バンド結成の経緯
−−バンドの結成のきっかけは?
Shun 高校生で同級生になったドラムのばる君と母体のバンドを作って、軽音部で一緒だったんです。ただ、上手いヤツは確かにいるけど「なんか違う、ヌルイ」「外でやらなきゃ上手くならねぇよ」っていうことで、『GIGS』って雑誌にヴォーカル募集っていうのを出したら、“物凄く字が汚い鉛筆で殴り書きしているハガキ”と、“彼女と超イチャついてるプリクラをべったり貼ってきたハガキ”の2枚が来たんですよ。
一同 (笑)。
Shun 「どっちと会う!?」ってばる君と話して、まぁ…どう考えても、「鉛筆の方だろ」って(笑)。その鉛筆の方に行ったら、今のウチのヴォーカルが、忘れもしない高円寺の改札出たところに立っていて(笑)。
−−最初に会った時から響き合うものがあったんですか?
Shun ありましたね。「アイツだと良いな〜」って思ってたらアイツだった。それはお互い感じてたみたいで。「じゃあ、カラオケ行きましょうか」って行って、実際に唄うのを聴いたら「あっ、コレすげー!!」って思って。あと、メンボってちゃんとした人が見つかるんだなって(笑)。
−−何か運命的なものを感じますよね。
Shun そうですね。そこから、もうDuelJewelとしてやってたんですけど、まぁ本格的に活動に至るまでは行かなくて、対バン相手だったところから、Natsukiを引っ張ってきてからが本格活動です。でも、本格活動と言っても探り探り(笑)。僕らはヴィジュアル系のローディとかもやったことなかったんで、どういう流れで行くかとか全く何も知らなかったんですよ。凄く独自の成長の仕方をしてしまった。
−−摩天楼オペラはどんな流れで結成されたんですか?
 僕とドラムの悠が、前のバンドでヴィジュアル系をやっていて、それを解散する時に僕はもう次のバンド・イメージが出来てたんで、「こういうのやるけど、一緒にやるかい?」って言ったら「やる」っていうんで、まず「2人でメンバー探しますか」ってところからですね。で、悠の知り合いだったベースの燿を連れてきて、最初ちょっとメンバー違ったんですけど、まぁメタル・バンドやいろんなところから連れてきて2008年から今のメンバーになった感じです。
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対照的な曲作りの方法
−−普段、曲はどのような感じで作りますか?
Shun 昔はギターのリフとかフレーズとかから作ること多かったんですけど、今は頭ん中に完成系がバーンって出てくるから、それをただ形にするだけですね。僕、DuelJewelの中で一番コンポーザー役をやっていて、他のメンバーの曲も僕がアレンジしてるんですけど、デモ持ってこられただけで、音がワァーンって頭の中に広がったら、早いです。自分が作曲するものに関しては、完成系まで見えてなかったら出さないです。でも、その完成系を常に越えてくれる今のメンバーだからやってられる。軽く飛び越えてくれるんで。「絶対、格好良くなる」っていう自信があるから、それも視野に入れて「多分ドラムはこうなるんじゃないかな?」って考えながら作ったりします。
−−じゃあ、ある程度作り込んで、スタジオで劇的に変わるってことはあまりないですか?
Shun 皆でデモを持ち寄って、僕が形にしたやつを各パートアレンジして、じゃあレコーディングってなった時に相談しながら詰めていく感じで。合わせて弾いたりってことはウチはあんまりしないです。
 僕はギターを弾きながらメロディを唄って、それを携帯電話に録るっていうのがまず1個と、あとピアノを弾きながら唄って、それを携帯電話に録る(笑)。
一同 (笑)
Shun 携帯が大事(笑)。
 その2パターンですね。「メンバーに曲が出来たよ」って言う時も、ギター弾きながら唄って、口ドラムを言って、ピアノ弾いて、彩雨に「こういうメロディ弾いて」とか言って、骨組のまま渡しちゃいます。後は編曲好きなようにやってくれと。
−−両者、対照的ですね。
Shun そうですね。
Shun でもバンドの在り方としては、苑君のやり方の方が本当は正しい。

喜びの瞬間
−−Shunさんはやりたいことが多すぎて、アイデアを詰め込みたくなるんじゃないですか?
Shun 僕ね、ギターが多分そんなに好きじゃないんですよ(笑)。
一同 えーっ!?(笑)
Shun アレンジが好きなんですよ。シンセとかの音色をチマチマ作り込んでるのが一番楽しかったりするんです。
−−それは、ライブとはまた違ったミュージシャンとしての喜びの瞬間ということですね。
Shun そうですね。
−−苑さんがプロダクションの段階で一番喜びを感じる瞬間はどんなことですか?
 メロディが浮かんだ時は「キタ!!」って。次の日の朝、携帯を聴いて「よしよし!!」って思ってる時が一番幸せです。
Shun そういう時さ、俺もあるんだけど、パッてメロディが浮かんで携帯に吹き込んだりすると、翌日ガッカリするパターンもあるじゃん?
 たまーにありますね。
Shun 「え〜!?」って。
 凄いありきたりな曲だったり、どこかで聴いたような曲だったり。
Shun なんで俺、昨日「これが良い」と思ったんだろうとか。「どういうテンションだったんだろう?」って。
−−曲作りに煮詰まる時はありますか?
Shun 超あります。俺は凄くありますね。
 俺はあんまりないですかね〜。
Shun 長くバンドやってるから、常に新しいことをやっていたいし、“新しい何か”を探すのが大変なんですよ。それが見つかっちゃえば、凄い早いんですよ。
−−今後のバンドの理想形として、“常に新しいものを追い求める”っていうのが1つ大きくあるんですね?
Shun DuelJewelってバンド自体、商業的なことってあんまり考えてないって言うか。皆がやりたいことを好き勝手やって、その結果、形になったものをデカクしていきたいっていうのは、多分皆あると思っていて。だからそこは、守れていれば良いのかなって感じがしますね。バンドとしての在り方で言うのであれば、「自分たちがやりたいことを形にしたものに、共感してくれる人が増えて、その人たちと一緒に成長できるバンドでありたい」っていうのは常に思っています。
−−その点、摩天楼オペラの場合は、良いものを作るために時間と労力を惜しみなく注ぎ込むような、楽曲至上主義っていうイメージがありますが、如何ですか?
 いや〜、そんなことないですよ。同じですよ、本当に。やりたいことをやりたいってだけで。多分、“できないことをできるようにする”ということは、あんまりしていないですね。今できることで、ちゃんと良いものを作るようにやってるんで、そこでバンドが成長していくと同時に、個々のスキルも成長していって、そう見てもらえているのかもしれないですけど。
Shun オペラは確かに、曲良いよねぇ〜。
−−両者共に、細部にわたって音作りが丹念という印象がありますね。
Shun ウチは間違いなく緻密ですね。俺の場合、1曲の楽曲の中に2人いるんですよ。「こういうことやってみたら面白いんじゃない?」っていう発想だけで動く自分と、「それをやったら理論的には壊れるんだよな」っていう冷静な自分がいて。どっちが優先されるかは、曲によって変わるという感じです。
 僕はあんまり考え込まない方なんで、もしかしたら(そういうせめぎ合いが)あるのかもしれないけど、気づいてないです。
Shun ちなみにオペラさんって、曲をメインに作っているのは苑君なんですか?
 はい。ほぼ全部ですね。ただ、彩雨とAnziがちょこちょこ持ってきてくれるんで。最近はその比率が多くなってきています。
Shun なるほどな。分かるわ〜。昔は俺がメインだったんですけど、最近は他のメンバーの曲が多くて。
 やっぱりいろんな角度から持ってこられた方が自分も「こういうのやりたい」っていう意欲がまた出てくるんで。
Shun 俺は少なくとも現状が凄く嬉しくて、メンバーが凄い良い曲持ってきたら、「よっしゃー!! これを格好良くしてやるぞ!」って燃えられる感じがありますね。逆に自分の曲を疎かにしすぎ(笑)。
一同 (笑)。
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互いの印象は「超絶硬派」「超絶上手い」
−−お互いのバンドに対して、どんな印象を持っていますか?
Shun 超絶ガッチリした硬派バンド!!
 そうですか?(笑) こちらから見ても「超絶に上手いな」っていう風に思ったんですけど。
Shun オペラ程ではない! 俺、いろんなところで吹いてるんですけど、「今のヴィジュアル系で最強のギタリストは誰だ?」って訊かれたら俺は「Anzi」って言いますもん。それくらいAnzi君のギターには惚れてますもん。超スゲーの出てきちゃって「どうしよう〜」と思いましたもん。オペラと出会ったのは、オペラが今のメンバーで始動するかしないかくらいの時で。僕らのライブに燿まんが1人で遊びに来てくれて、そこで連絡先を交換してしばらくはそんなに仲良くなかったんですけど、それが何の拍子か、こんだけディープに遊ぶようになったりしたんですよね。初対面の印象としては、燿まんって今みたいにあんなに吹っ飛んでなかったし、凄いカッチリしてたんですよ。
 俺の印象もそうですね。
Shun そうでしょ!? そうでしょ!?
 徐々になんかオカシクなっていった。
Shun そう! そう! そう! そう! そうなの!! だから、オペラって最初は凄い硬いイメージがあったんですよ。
−−苑さんは同じヴォーカリストとして隼人さんに対してどんな印象を抱いていますか?
 まず「上手い」っていうのが最初の印象からありました。あと、丁寧なんですよね。「入口と語尾が丁寧な方だな」っていうのは凄く思いました。
−−摩天楼オペラも凄く丁寧な印象がありますが。
 いや、そんな。
Shun あのビブラート感とね!
 (照れ笑)。
Shun この間の最新シングル「Helios」を聴いた時、「また、しっかり唄ってんなー!」って思って!
 まぁまぁ、アレはバラードなので、少し気を遣いましたけど(笑)。
Shun でも一つ言わせてもらえば、アレ、シングルなのオカシクね!?(笑)
一同 (笑)。
Shun ここまでディープなもん、「シングルかぁ!? コレ!!」って!
 ディレクターが摩天楼オペラの「“オペラ”の方を重視したような曲を1stシングルにしたい」って言ってきて、「お! それは良いアイデアいただきました」ってことで。曲を出した時に、彩雨が持ってきた曲が凄くマイナーな雰囲気だったんですよ。
Shun あそこまでシンフォニック・メタルに徹しているバンドはいないもんね! キングレコード、やるな〜と思って(笑)。いや、良いことだと思います。とにかくあのシングルには感動しました。
 ありがとうございます。

ステージ上の自分
−−ところで、初めてステージに立った時のことって覚えていますか?
Shun 初めてギターを使って人前で合わせたのは、中学校時代の吹奏楽部に混じって、「ギターがどうしても欲しいんだけど」って言われて弾かされた時なんですよ。バンドをやったのは、高校入ってからの文化祭が初めてで。どれも鮮明に覚えてます。
−−最初から「人前で演奏する」ことに抵抗はありませんでしたか?
Shun 俺は何の抵抗もなかったですね。緊張とかもなかったし、ひたすら楽しかったです。
 僕もそうですね。あの頃ってそんなに考えないで、楽しめちゃう感じがありました。
Shun コワイもんないからね。
 そうですね(笑)。
−−ステージに上がる時、緊張はするほうですか?
Shun 俺、全くしないです。
 それはないですね。でも、「緊張が全くない」って状態もないですね。
Shun 俺、全くないですね(笑)。
一同 (笑)。
 僕、緊張が全くない状態で出たこともあったんですけど、その時、素に近い状態でライブに入ってしまって、「こりゃダメだな」って反省して、ちょっと緊張したくらいがいいかなと思って。
Shun 逆に入れ込んじゃってるんですよ。メイクして衣装着てステージ袖にいる時からスイッチ入っちゃってるから、緊張ではなくて武者震いと言うか。
−−ライブ中は自分1人じゃないから、自分1人が気持ち良くなってもダメだろうし、その辺は長年培った意思の疎通があると思いますけど。
Shun そうですね。暴走している時は、ちゃんと太鼓の音で「後ろ!!」って言ってくれる人がいるから(笑)。「ごめんなさい!!」って思いながら(笑)。
 まぁドラムですよね、そこのコントロールは。
Shun ドラムって凄いよね〜! そう考えると。

普段から気に掛けていること
−−ライブ中、気に留めていることはありますか?
 やっぱり最前線で引っ張っていかないといけないってことですね。昔、有機生命体っていうバンドのドラマーの方が「凄いヴォーカルはドラムを叩いている時に、ヴォーカルの壁が出来る」って言ってたんですよ。ソコに“会場を掌握するような壁”が見えるらしいんです。そういうヴォーカルになろうってずっと意識して、後ろが安心して演奏できるように気を留めてますね。
Shun 俺は、ギターのメンテをチマチマやりますけどね。ウチはシャウトもやるんで、そっちの比重の方が多いかもしれない。ギターのメンテしてるより喉のケアしてる方が長いですね(笑)。ホテルの中は乾燥するんでマスクしたりとか、響声破笛丸料を持ち歩いてるし(笑)。
一同 (笑)。
Shun あと、プロポリスのど飴っていうのがあって。
 あの凄い高いやつですよね。
Shun あれをよく差し入れられるんですよ! 20、30袋ありますから(笑)。
 へぇ〜。
Shun それを舐めてからステージに立つと、喉をそんなに酷使しなくて済むんで。そういうのにちょっと時間かけたりします。
−−ツアー中、お酒の無茶な飲み方はしないですか?
Shun 俺は酒飲まないんで。
 無茶な飲み方は、ライブの前日でなければしてます(笑)。
Shun 強いって聞きましたよ!
 ちょっとだけ強いんですよね。で、酒が大好きなんで、すぐダメになっちゃうんですよ、朝方とかには(笑)。大好きなんで飲んじゃうんですよ。吸入器みたいな、噴射できるアレはいつも持ち歩いてます。
−−普段から体のメンテナンスはしてますか?
Shun してます。
 自転車乗るくらいですかね。
Shun 俺はすぐに太っちゃうんで。
−−全然そんな風に見えないですけど…。
Shun だって、超気を使ってますもん! 顔から痩せていって、お腹に肉が付きやすいんですよ。 これやべぇ〜ってなっちゃうんで!
 分かります。
Shun 時間が空いた時、なるべく走るようにしてるんですけど。一時期ジムにも通っていました。
−−あれだけライブが激しいと、体力勝負みたいなところもありますもんね。
Shun ありますね。一時期、肉体改造が楽しくて仕方ない時があって、ウチのバンドは結構そういうの好きなヤツが多いんで、皆で運動とかしてるんですけど。それがある日、気づいちゃったことがあって…。結局ライブって、どんだけ基礎体力を上げても、その日できる100%に向かって皆やっちゃうから、やれることは増えるんだけど疲れることに変わりはないって(笑)。暴れまわってるけど体力に余裕があって、「次の日響かない」ことはなかった。結局、無理やっちゃう! この間もここのLOFTさんに出させてもらった翌日、頭痛が止まない、止まない。汗掻きすぎて、暴れまわり過ぎて、筋肉痛で動けないし(笑)。
−−この夏のライブ・ラッシュはどうでした?
Shun ヤバかったですよ!! 今年ね、多分70、80本やってるんですけど、ダメですね!!
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印象深い失敗
−−過去、ライブ中の印象深い失敗はありますか?
Shun いろいろありますよ、恥ずかしいのからカオスなヤツまで! どれがいいですか?(笑)。
−−では、カオスなヤツを(笑)。
Shun アメリカですね。リハーサルやってる時に客入れちゃったりとか。まだ準備してるのにSEと共に幕が開き始めて、「いやいや、こっちまだ準備してねぇから!!」って言って、幕の動きに合わせながら逃げるんですよ!!
一同 (爆笑)
Shun でも、ドラムってそういう訳にいかないじゃないですか!? ばる君、こう固まっちゃって(笑)。そうしたら、途中まで開いて、サーってまた戻っていった(笑)。お客さんポカーンですよ。何だったんだ、今の!? って!
 僕は結構、ステージから落ちるんですよ。それが一番多いですね。溝にハマっちゃうとか。一回、CLUB CITTA’の2階まであるようなセットを作ったことがあって、2階のセットの後ろに落ちたことがあったんです。
Shun 危なくない!?
 その時はさすがに骨折しましたね。
一同 うわぁ〜!
 着地した時、腕が下にあって。ライブが終わってから腫れだして、アレが一番の失敗ですね。
Shun それは危険だなぁ。
−−ライブになると昂揚して、周囲が見えなくなったりする方なんですか?
 いや、その時はただ単に薔薇を持って踊っていた時だったんで、何の集中もしてなかったんですよ(笑)。気を抜いてたから、スっと落ちたと思うんですよね(笑)。で、皆、骨折したことなんて知らなくて。舞踏会みたいに踊るシーンがあって、凄くガシって掴んできて! 皆、知らないから仕方ないんですけどね。終わったら、貧血で倒れてそのまま病院へ。
Shun 骨折った時ってホント嫌だよね。
−−Shunさんもあるんですか?
Shun 結構な骨折をした時の翌日にライブだったんですよ。あれは今でも良く覚えてるなぁ〜、あのしんどさは。痛み止めの注射を打ってもらって、もう目とか血走っちゃうような、ギンギンな状態でステージ立って、でも動くとやっぱり痛いみたいな。アレは嫌だったなぁ〜。

2011年現時点でのベスト・アクト
−−今年に入ってからのベスト・ライブは?
Shun 僕は赤坂BLITZワンマンですね。人生で初、ライブのステージ上で泣きました。僕ら来年で10年目になるくらい長くやってて。たくさん騙されて、たくさん挫折があって、それでもメンバー5人だけは何とか、二の足で立って「前へ進もうぜ」ってなって、去年、事務所を抜けて独立するっていう時点で、リーダーのばる君が「目標として赤坂BLITZやろうよ」って。動員もだだ落ちだったし、メンバーのテンションもだだ落ちだった中で、でっかい目標掲げることを選んで。全員一丸となって1年突っ走ったんですよ。その集大成である赤坂BLITZワンマンを目前にして、大震災が起こって、延期になっちゃったんですけど。ただならぬ思いを持ってたのはメンバーもそうだったし、お客さんもそうでいてくれたから、結果的に延期になってもそんなに動員が減ることもなく、何とかやり遂げて。その日のMCでも言ったんですけど、「バンドやってて良かったなぁ」って素直に思える1日だったんで、凄い良かったです。演奏はズッタズタでしたけど(笑)。
 今年は8月6日に大阪FANJ twice ってところでやったツアー・ファイナルが自分の中では良かったです。
Shun 駐車場みたいなところだよね?
 そうです。そうです。駐車場みたいですよね。
Shun でも分かる。あそこで俺らもワンマンやったことあるけど、ちょっと楽しいんだよね! 秘密基地にいるみたいなんですよ!
 5日、6日と2DAYSだったんですけど、7月29日に始まったツアーで、もう、すぐ8月6日までの短いツアーだったんですけど、ホントにいろんなことを再確認して、いろんなことでモメて話し合って…凝縮されたツアーだったんで、力いっぱいやり切れて良かったです。

ライブの理想形
−−理想的なライブはどんなライブですか?
 「全員楽しくて、お客さんも楽しい」っていうのが結局、理想だと思うんですよね。どんだけ上手くても、どんだけミスしても、ソコさえあれば。
Shun たまに起こるステージ・マジックってのが、デカイ規模でやれたら良いかなってところがあって。赤坂BLITZの時とか、「なんでこんなに不思議な空気になってるんだろう?」って思ったら、ワンマン・ライブであろうと何であろうと、“様子見”のお客さんっているんすよ。その空気って客席からも伝わってくるし、その空気がビンビンに感じられると、正直やりにくいことになったりするんですけど、たまに、そういうのが全くない日ってあるんすよ。あの皆が望み合って、そこに集まった感。それがデカイ規模になればなるほど、それが理想になってくるんじゃないかと思うんですけどね。ライブって生ものだし、その日にしか見れない瞬間、瞬間を刻んでいくものだと思うんで。そこで本当に皆が望み合って来れて、凄いデカイ会場で綺麗な景色を作れたら、そんなに良いことはないかな。
−−新宿LOFT はどんなイメージですか?
Shun 暑い!! とにかくステージが暑い!! ステージの暑さは異常ですね。あとは、ロック・バンドの殿堂。
 それと、酒ですね(笑)。何かと酒がついてくるっていう嬉しいライブハウスで、初めて出させていただいた時、朝まで飲んでましたからね。
Shun 確かにその辺の施設は完璧ですね! 本当にそういう意味では、古き良きライブハウスの在り方を貫いてくれてる。俺は凄く好きです。ただ暑いです! びっくりしましたもん、この間。人生でも数えるくらいしかないぞって思うくらい暑かったですね。客席の柵に乗り上げている時が一番涼しいんで、無駄にずっとそこで乗り上げてるから、「今日のShun様、荒ぶってんな」って(笑)。違ぇんだ! これは暑いからなんだ! みたいな(笑)。
−−苑さんはLOFTで飲みすぎちゃったりは?(笑)
 出演させていただいたその日は、日跨いだくらいから、あんまり記憶がない(笑)。その後、2店舗くらい梯子しているらしいんですけど、全然覚えてないです。Anzi君が横にいたんで、安心して飲めたんでしょうけど。そしたらLOFTのスタッフさんも、途中から記憶飛んでる方がいて、あー良かったって、後で聞いてホッとしました(笑)。
−−9月30日の新宿LOFTのライブはどんな気持ちで臨みますか?
Shun せっかくの長めのステージになるでしょうし、お互いのバンドを知っている人はもちろんですけど。
 凄くいそうですよね。
Shun いるでしょうね。実際、俺、ツイッターで燿まんと凄い絡んでるじゃないですか。
 あ、そうですよね。
Shun ムッチャ絡んでるんですよ。それの影響か、この2マン決まった瞬間の反響はデカかったんすよ! 「燿さんがやっと見れます」とかね(笑)。
 うわ(笑)。
Shun 逆にオペラのファンの子が、「初めてShunさん見れます」とか。
 へぇ〜。
Shun しかも燿まんがこの間、僕らのライブを見に来てくれた時にね、ツイッター上で「ステージ上の赤毛さんは、ふさげている赤毛さんとは別人なう」って書きやがって(笑)。
一同 (爆笑)
Shun それで気になってくれてる子も多いみたいなんです(笑)。
 なるほど(笑)。
Shun だから、「格好良い方のShun様をやっと見れます」とか、何か変な期待を与えてることが多いと思う。ちょっとその期待を裏切らないようにしたいなと思います(笑)。あと、バンドの在り方として、俺とかウチのドラムのばる君とかメタル好きなのに、何かちょっとそこを封印してたところがあったんですよ。でも、最近オペラさんの活躍とか見てると「別にもうやっても良いんだな」って思って。それで俺らもその封印を解き放った感じの楽曲が増えてきてるんで。
 あ、マジですか? メタル寄りな?
Shun だいぶメタル寄りな。もともとその2人はメタル好きなんで。今まさに作ってるアルバムの曲とかも、だいぶオペラを意識してるっちゃあしてますからね。「オペラにできないメタル、何かあっかな?」って(笑)。
 タフですね(笑)。
Shun 何かそういう意味でも刺激をたくさんもらってるバンドとの2マンなんで、スゴイ楽しみですね。後はいかに燿まんを陥れてやろうかって(笑)。
−−では最後に、今回のイベント・タイトルは『master+mind〜take an oath〜』というのですが、サブタイトルの「take an oath=誓う」という意味にちなんで、自分に対して誓っていることを一言お願いします。
 「後悔しない人生を」っていうのは一本貫いていますね。
Shun 本当にいつ死ぬか分からないんで、「いつ死んでも良い人生を」と思っています。

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■DuelJewel最新情報
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<LIVE ※イベント>
09/27(火) 高田馬場AREA
<LIVE ※ワンマン>
12/05(月) 高田馬場 CLUB PHASE
12/11(日) 本八幡ルート14
12/24(土) 浦和ナルシス
12/29(木) 新横浜サンフォニックスホール
2012年
01/06(金) 京都MUSE
01/07(土) 大阪MUSE
01/14(土) 広島 ナミキジャンクション
01/15(日) 福岡DRUM SON
01/21(土) 札幌コロニー
01/22(日) 札幌コロニー
01/28(土) 宇都宮VJ-2
01/29(日) 仙台Hook
02/04(土) 金沢VAN VAN V4
02/05(日) 名古屋 ell.FITS ALL
02/17(金) Shibuya O-EAST
<RELEASE>
・Single『Polaris』NOW ON SALE!
-A Type-
¥1,575(tax in)/DRDC-5/2曲収録+「Polaris」MUSIC CLIP DVD
-B Type-
¥1,260(tax in)/DRDC-6/3曲収録
<HP>
http://www.dueljewel.jp/

■摩天楼オペラ最新情報
matenrouopera.jpg
<LIVE ※イベント>
V-ROCK FESTIVAL’11出演!
10/03(日) さいたまスーパーアリーナ

摩天楼オペラ主催のイベントツアー決定!
【摩天楼オペラPresents「Skyscraper Rendezvous'11」】
11/02(水) SHIBUYA BOXX 【FC限定】※ワンマン
11/05(土) 横浜SUNPHONIX HALL
11/10(木) umeda AKASO
11/11(金) 名古屋ElectricLadyLand

11/24(木) 渋谷CLUB QUATTRO
<RELEASE>
・10/19(水) 2nd Single『落とし穴の底はこんな世界』Release!
-初回限定盤-
¥1,500(tax in)/KICM-91364/2曲収録+DVD:MUSIC CLIP+ディレクターズカット
-通常盤-
¥1,050(tax in)/KICM-1365/2曲収録
<HP>
http://matenrou-opera.jp/
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