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2010年9月号

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master+mind+R第16弾!

Kiyoshi(MADBEAVERS)+義彦&ナオ(heidi.)

世代の違う3人がそれぞれの考えを語り合ったこの対談。
先輩世代から思うこと、今の時代だから思うこと。そして自身のパート&バンドへの考え方。
読み応えたっぷりです!!
(text:かさいかおり/photo by:o-mi)

“バンドを始めたキッカケ”
Kiyoshi バンドを始めたキッカケはどんな感じ?
義彦 僕は本当に歌うのが大好きで、とにかく昔から歌手になろうと思っていて、バンドを組んだのがキッカケです。特にSOPHIAさんを見て、周りの友達もバンドをやりたいって言っていたので、それでバンドをやってみようかな、と。
Kiyoshi 最初からヴォーカルを目指してたの?
義彦 そうですね。ギターとかに憧れた事もあったんですが、全然自分に向いてなかったので。
Kiyoshi そうなんだ。俺はギタリストで始めてるじゃない? だから最初からギターで、歌なんて絶対歌えないって思ってたし、歌う気なんて全くなくて。でもヴォーカル目指す人っていうのは、最初からヴォーカル目指すよね。たまに途中からの人もいるけど。ナオ君は?
ナオ 俺が中学の時に、インディーズのヴィジュアル系のブームが来てまして、実はその頃からKiyoshiさんの事は知ってます。
Kiyoshi マジで!? 恐縮です(笑)。
ナオ Tears Musicが好きで。
Kiyoshi あっ、そうなの!
ナオ はい。PENICILLINさんとかが好きだったんです。で、当時Kiyoshiさんがやってたmedia youthさんとPENICILLINさんとSleep My Dearさんとの3バンドで作られた『プラクティカル・ジョーク』っていうビデオを見て。
Kiyoshi うわぁ〜、懐かしい!!
ナオ media youthさんも2曲ぐらい収録されてて、このギターの人めちゃくちゃ上手いって思った記憶があります。そしてどんどんヴィジュアル系にはまっていって。でも中学の時は、田舎だったんで音楽をやってる人がなかなかいなくて、バンドはまだやってなかったんですけど。
Kiyoshi 田舎はどちら?
義彦 千葉です。
Kiyoshi あっ、俺と一緒だ。ナオ君は?
ナオ 栃木です。
Kiyoshi あっ、じゃあ北関東繋がりって事で(笑)。
ナオ (笑)それで高校の時にようやくバンドを組み始めて。
Kiyoshi へぇ〜。最初からギターですか?
ナオ そうですね。俺もKiyoshiさんと一緒で歌とかは考えられなくて。
Kiyoshi なんかね、そうなの。って言いながら最近歌ってるんだけど(笑)。止むに止まれず歌ってるけど、ギターだけを弾いてたいよね。ギタリストはいろいろやりたがりだから、プロデュースやら何やらのいろいろな欲求はあるんだけどね。曲を全体に見ようとするから自分でもいろいろやろうとするんだけど、ギターだけ弾いていられればそれはそれで美しいと言えば美しいよね。
ナオ そうですね。あとはギターを始めた当時はベースとかの役割もよく分かってなかったんで。
Kiyoshi あぁ、最初は分かんないよね。なんで弦が太いんだって(笑)。なんで低音がいるんだって(笑)。
ナオ 馴染みがいい楽器っていうのがギターしか分からなかったっていうのもあるんですけど。
Kiyoshi あぁ〜。ギターとヴォーカルは、バンドの華っていうか絶対に目に付くもんね。俺がギターを始めた頃は、KISSとかツェッペリン(Led Zeppelin)とか、ヴォーカルがガッとやってる所に、ギターがこっちで邪魔するというか(笑)、ギターとヴォーカルが戦うというか。そういう戦える感じだと楽しいな、と思って。heidi.はその辺どうですか? 戦ってやってる感じ?
ナオ:自分達は歌を活かしたいバンドなんですね。実際俺に技術がないというのもあるんですけど、より歌を活かすギターを弾けたらいいなっていう感覚でやってるんです。
Kiyoshi 事前にheidi.の音源をさらっと聴かせてもらったんですよ。キャッチーというかポップな感じで、切れ味のいい曲だなっていう印象がすごくあって。やっぱりその辺を狙ってるんですね。
ナオ そうですね。元々ポップ感っていうのがすごく好きで、ヴィジュアル系が好きな一方で、Jポップも好きだったんですよ。
Kiyoshi そっかぁ〜。そこが違うな(笑)。なるほどね。
ナオ ヴィジュアル系は見た目とか歌詞とかの奇抜さや猟奇的な言葉の伝え方とかが好きだったんですけど、メロディーとかはJポップの方が好きだったんです。
Kiyoshi なるほどね。そこを混ぜたいんだ。
ナオ そうですね(笑)。その時聴いていた音楽が自然に出てきているのかなぁ〜と。

“ギターのチューニングは歌次第!?”
Kiyoshi 歌的にはどうなの? 彼(ナオ)の書く歌詞とメロディーが、自分にはちょっと合わね〜なぁとか、そういうのはあまりないの?
義彦 基本的にですけど、最初からキーとかメロディーとか、ここが歌いづらかったらこういうのはどう? って言うのを出してくれるんで、歌いづらいっていう事はないですね。
Kiyoshi 優しい〜(笑)。
ナオ 楽器を優先するっていう事はやっぱりしないんで。
Kiyoshi なるほど。歌とメロディーと、まぁ曲そのものなのかな?
ナオ そうですね。ギター的には本当はこのキーが良いんだけど、歌が歌えないんだったらしょうがねーなって(笑)。
Kiyoshi ポジション的に、これはねぇなっていうコードってあるよね(笑)。俺らの場合、ギター中心で考えるね。年代で違うんだねー(笑)。media youthもDr.のコウちゃんが抜けて、レコード会社の要請もあってちょっとポップ路線に走った時があって、その時に歌に合わせて変なキー、例えばFmとか、歌のDAISUKEに合うからってそういうキーを弾かなければいけなかったんだけど、絶対弾きづらいじゃん!
ナオ 絶対に弾きづらいですね。
Kiyoshi コードチェンジが分からなくなってくると言うか。だからギターのチューニングを半音上げとかにしてやってたけど、俺はチューニングを変えるのがあんまり好きじゃなくて。下げるにしても、上げるにしても、張りが変わるじゃない!? 自分に合ってなくて、あんまり歌に合わせるという事をした事がないんだけど(笑)。だから義彦くんは良かったね(笑)。
ナオ (笑)でもやっぱり開放とかを使いたい時に、キーが合わない時は仕方なくチューニング変えちゃうんですけど、俺も基本的にはレギュラー(チューニング)が好きなんで。
Kiyoshi カポ付ければいいじゃんって話になるんだけど、「え〜、エレキで?」って。そこはもう見栄え的に許せないなって。アコースティックギターなら全然いいんだけどね。なんかエレキにカポタストをはめるのは抵抗あるなって(笑)。ロックギターとしてはね。
ナオ 確かにそれはありますね。
Kiyoshi そこは一緒なんだな。なるほど。
ナオ でも最近、よく対バンするバンドさんとかでも多いんですけど、結構ダウンチューニングが主流みたいな所があるんで。
Kiyoshi オープンDは当たり前みたいな(笑)。
ナオ (笑)酷いところは2音半とか。
Kiyoshi あれも結構ね。hide(X JAPAN)の曲でさ『POSE』っていう曲があって、2音半ダウンだから開放でC#なんだよ。で、更にドロップで。もう弦がベロンベロンなんですよ。だからもうベースかっていうぐらいの太い弦を張って。
ナオ ネックはそんだけ下げていれば大丈夫なんですかね?
Kiyoshi まぁそ〜っと弾かないとだけど。でもガンガンいってる曲だから頭ガンガン振ってるんだけど、ピッキングはそ〜っとそ〜っと弾かないと、ピッチが全然保てないからね(笑)。でもhide自身もキーが分からなくなってたね。下げすぎると、ゴ〜ゴ〜って鳴ってるだけだからね。
ナオ キーがとれなそうですよね。
Kiyoshi シーケンスも走ってるしね。会場によっては音がまわりこんじゃって、だから1個ずつループとか外してって、結局、音、生でいいじゃんってところまでいった事もあるし。シンセしなくていいじゃんって(笑)。
ナオ:でもhideさんの場合は曲によってチューニングが違いますよね? でも今って、そのチューニングを基本として曲を作るバンドが多いので、結構曲が一緒みたいに聴こえたりするんですよね。
Kiyoshi 分かる、分かる。
ナオ 使ってるアンプとかも主流なのか分からないですけど、よく同じアンプを見たりするんですよね。
Kiyoshi あのモードがあるのは分かるんだよね。コーンとかリンプとかで始まってるんだと思うんだけど。俺もあんまり張りのないギターとか得意ではないんだよね。この前も某バンドを観に行って来たんだけど、ダウンチューニングでギターの張りがなくって、何か違うなぁ〜って思って。…ごめんね、ギターの話ばっかりで(笑)。
義彦 (笑)楽しいです、楽しいです。
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“heidi.は自分が思うベストな形”

Kiyoshi heidi.はバンドを始めてどのくらいなの?
ナオ 今5年目に入りました。
Kiyoshi 東京に出て来て知りあったの?
ナオ うちのベースと俺が地元が一緒で、heidi.の前に一緒にバンドをやっていて、うちのドラムが前にやっていたバンドとよく対バンしていたんですが、同じ時期にどちらも解散しまして。結構解散ブームな時期でいろんなバンドが解散してて(笑)。俺は次にバンドをやる時はそのドラムとやりたいって元々言っていて、それで誘って、じゃあヴォーカルどうしようかってなったんですが、雑誌とかに出ていないヴォーカルが良くて。
Kiyoshi じゃあ、どうやって知り合ったの?
義彦 自分もヴィジュアル系をやってまして。
Kiyoshi あっ、じゃあ解散ブームの中にいて?
ナオ いや、それはまた別の話で、彼は彼でバンドをやってたんです。俺たちは新しいヴォーカルは名前が知られていないヴォーカルとやりたいっていう思いがあって、池袋CYBERのオーナーさんに紹介して頂いたんです。でもそれまでに、ヴォーカルがいない時期が1年ぐらいあって、曲作りとかはやってたんですが、さすがに1年もヴォーカルが見つからないと心が折れかけてました。
Kiyoshi 心折れるよね。その時に作った曲とかってどうしてたの? 歌ってたりしてたの?
ナオ 一応曲だけ作って、自分で歌ったデモを「この人どうかな?」っていうヴォーカルに渡してスタジオに来てもらってって感じでやってました。
Kiyoshi へぇ〜、おもしろいね。
ナオ でもその時期は結構つらかったので、ヴォーカルが見つかった時はかなり嬉しかったです。
Kiyoshi 結構惚れ込んで?
ナオ いやもう、凄いなって思いました。
義彦 有り難いですね。
Kiyoshi その時は義彦くんはバンドはやってたの?
義彦 やってましたね。でも、解散は決まってました(笑)。
Kiyoshi 決まってたんだ(笑)。じゃあ、引っこ抜いたとかではないんだ。
義彦 はい、そういう訳ではないです。
ナオ 解散直前に紹介されて1回歌ってもらったんですけど、俺達も1年間いろんなヴォーカルを聴いてきたので、本当にここで決めちゃっていいのかな? って。
Kiyoshi 冷静だね。
ナオ じゃあ、解散してからもう1回スタジオに入りましょうってなって(笑)。改めて歌ってもらった時に、「あっ、やっぱり間違いないかな」っていう感じでした。俺は、ヴォーカルが入ったらすぐライブが出来る状態にしておきたくて、1年間ずっと曲作りをして準備はしてたんで、ヴォーカルが決まってからは割とスムーズでしたね。
Kiyoshi 義彦くんは前にバンドをやってた時は自分で曲を作ってたりしたの?
義彦 いえ、その時もギターが曲を作ってました。
ナオ 俺も、歌詞や曲は絶対自分が書くとかっていう、こだわりの奴だったらどうしようって思ってましたけど。
Kiyoshi そうだよね、そういうのって絶対あるよね。それだとheidi.のやり方に合わないよね?
ナオ それでも納得のいく曲を持ってきてくれるなら別にいいかなって思ってたんですけど、幸い自由にやらせてもらえるんで。
Kiyoshi 思考が一緒だったって事だよね。でもそれって続けるには大事な事だよね。エゴって大事だと思うけど、ネガティブなエゴになっちゃうとね(笑)。バンドを上手くいかせるのは難しいからね。俺、バンドで上手くいった試しがないからね(笑)。
ナオ 俺らも前やってたバンドで上手くいかなかったですからね(笑)。主にバンドで上手くいかないのって、人間関係じゃないですか?
Kiyoshi まぁ、そうだね。
ナオ だから長く続けられるバンドがやりたいなって思ってて、メンバーを選ぶ時に、何を妥協して何を優先するかっていうのを重視しましたね。
Kiyoshi じゃあ、義彦くんが入る前、heidi.の中ではその考えが固まってたんだ。
ナオ そうですね。彼(義彦)だけちょっと若くて他の3人は一緒ぐらいの歳なんですけど。ドラムは実家がお店をやっていて長男なんで、この先どうしようって言われた事もあったんですけど、もう1回やってもらえないかなってちょっと頼みこんで。多分売れるからって上手い事を言って(笑)。
Kiyoshi いやいや、思い込みは絶対大事だよ。
ナオ それで、自分が思うベストな形でやれてるかなって思います。
Kiyoshi でもさ、ベストな形を作って、こうやってデビュー出来るって言うのは素晴らしい事だよね。
ナオ おかげさまで。
Kiyoshi 前のバンドのヴォーカルの時は、俺が曲を作るからっていう事はなかったの?
ナオ いや、そのバンドの時も俺が全部曲を作ってましたね。
Kiyoshi なるほど。じゃあ、ちょっと合わなかったんだ?
ナオ う〜ん、何なんですかね…。俺は音楽で勝負したい、だけどそのヴォーカルの彼は見た目で勝負したいっていうのがあって、活動していくうちに段々ぶつかるようになってきちゃって。これじゃあ…ってなって。
Kiyoshi それは続けていくには、結構シビアな問題だね(笑)。
ナオ ヴィジュアル系なんで、彼が言っている事もすごく分かるんですけどね。でも音楽をやっている以上は、ジャンル関係なく音楽じゃないかなって思って。
Kiyoshi 同感です。
ナオ それで、もうこの先一緒にはやれないねって事になって。
Kiyoshi 義彦くんは、バンドを解散してheidi.に入る事になって、前に一緒にやっていたバンドメンバーと今、話したりするの?
義彦 そうですね。ベースとギターとは話します。
Kiyoshi あっ、そうなの。それで何か言ったりしてる? 良かったなって言うか、コノヤローとかさ(笑)。
義彦 (笑)コノヤローは無いですけど。普通に応援してくれてますね。仲が良い感じで解散したんで。
Kiyoshi えっ、そうなの!? 優しい〜(笑)。
ナオ 円満で解散出来るっていうのが、スゲーなって思いますね。
Kiyoshi そうだよね、なかなかね。結構わだかまりってあるもんね。
義彦 僕らは仲は良かったんですけど、うちらは売れないねっていうのでまとまっちゃったんですよね。
Kiyoshi あっ、そうなんだ。先が見えちゃったんだ。
義彦 なんかもうダメなんじゃないかって1人が言い出したら、みんなが、俺もそう思うんだ、みたいな感じで。
ナオ 実は思ってたんだけど、みんな口には出さなかった、みたいな?
義彦 そうそう。だから一応綺麗な解散って感じで。
Kiyoshi それはもう素晴らしいね。
ナオ 俺は、前のバンドの最後のライブの打ち上げで、ヴォーカルと一言もしゃべらないで解散したからね。
Kiyoshi それはつらいね〜。そういうの残るよね。シミになるよね。
ナオ その時は若かったからとはいえ、でも…。
Kiyoshi 残るよね。でも大丈夫、俺、シミだらけだから(笑)。強く生きないとね(笑)。
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“マッドは目指していたバンド像”

ナオ Kiyoshiさんは、media youth後は、MADBEAVERSになるまで正式なバンドはなかったですよね? 俺が知っている所ではmachineとか。
Kiyoshi そうだね。machineをやって、ちょこっとプロデュースとかしながら、Kiyoshiソロという形でドラムがJOEで、ベースがChirolynだったりでやったり。あとLucyかな。media youth無き後は。
ナオ で、今はもうMADBEAVERS1本で?
Kiyoshi そうだね、MADBEAVERSで。まぁ、machineもまた始めるんだけど。俺はね、ヴォーカルですごい苦労してきたの、ずっと。ヴォーカルと上手くいかなくって。DAISUKE(media youth)の時も、良かったんだけど俺がちょっとうるさすぎると言うか、厳しすぎる所があって(笑)。俺は上手い下手よりも、とにかくおもしろきゃいいと思ってるの。一緒にやってて刺激が欲しいんだよね。media youthをやってた時にレコード会社の人に「Kiyoshiはライブで目立ち過ぎるからもうちょっと押さえろ、ヴォーカルを目立たせろ」っていうのがあって、それでちょっと悩んで。「そういうもんなのかなぁ。いやバンドはそうじゃねえだろっ。ようはぶつかり合って、それがはみ出てくるっていうか。割り算とかじゃないよなっ」て思ってたの。その時にちょうどhideに誘われて、hideバンドをやって。96年かな? あれは。あのバンドは出ないとステージ上で殺されちゃうんだよね。全員が飛び道具だから。あのバンドをやり始めた時に、おもしろかったの、本当に。みんな暴れるから。大騒ぎだから。誰かが退かなきゃっていうのがないんだよね。ライブが始まると、hideを立てようとか一切ない。それをやろうとするとhideが「なんか違う」って逆に怒り出すから。もっと出て良いよって感じだったからね。で、それをやった時に「やっぱバンドは足し算と掛け算しかないんだな」って思ったの。プラスプラスで掛けて掛けてやってかないと。割り算とか引き算とかやってバランスを取ろうとすると、つまんないものになる、というか。まぁ、hideバンドはちょっと特殊だけどね。hideがその時の一番目立っている人達を集めて作ったバンドだから、それはそうなるよなって感じだけど。でもあれでバンド感っていうのが俺の中ですごく変わったんだよね。だからヴォーカルを立てるとかそういうんじゃないんだなって思って。だから尚更ガーってやって。案の定、バンドはなくなっちゃったんだけど(笑)。元々、その前もVirusってバンドをやってたんだけど、ヴォーカルのHIROはすごく才能もあってイイ奴だったんだけど、いかんせん声があまり好きじゃなくて。このままメジャーデビューしても続かねえなって思って、「俺ちょっとやめる」って言ったら、「Kiyoshiがやめるって言うなら俺もうバンドやりたくないからやめる」って事になって、なんか俺が悪いみたいになっちゃって(笑)。そういうのが多くてね、なんかヴォーカルと上手くなれないというか、出来ないというか。
ナオ だったら自分が、みたいな所ですか? 今は。
Kiyoshi 最終的にマッド(MADBEAVERS)の場合は、Lucyやって、ナオ君のさっきの話のジャンルとかではなくて音楽そのもの、曲そのものにもっといけないかなって思って。シンプルなやり方や、ロックンロールなやり方をもっと突き詰めたいって思った時に、MADBEAVERSはトリオだし、ちょうどそれが出来るかもしれないって思って。もうヴォーカル探しっていう発想はあんまりなくて、自分でなんとかしようっていうか。音楽をやりたい、格好良いロックというか、単純にしびれるものをやりたいって。で、MADBEAVERSをやってて、EBIちゃんが2年前に入ってすごく締まったんだよね。俺が目指してたバンド像というか、ロックンロールやるんならこういう感じだよなっていうものに、今すごく近付けてる気がしてて。だから歌ってるけど、自分がヴォーカリストですっていうのはあまりなくて、曲全体を聴いて欲しいっていうか。シンプルなトリオだからさ。歳取ってきたから、なんかギリギリ感がね。自分で追い込まないと(笑)。マッドはギリギリな感じというか、最少人数、最少アンサンブルで何が出来るかなっていうのがやりたいんだよね。その反動でmachineみたいのがあって。そこではガッチガチに作るっていうか、自分の頭に浮かんだ音を全部トラックに入れ込むっていうか。それも最近は段々シンプルにはなってきたけど。machineの場合は、HAKUEIが心が折れないヴォーカリストで、俺が何を言っても、「すみません」って落ち込むんだけど、全然何とも思ってないっていうか。だから一緒にやってて楽なんだよね。彼はPENICILLINの他にmachineみたいなガキガキしたのがやりたいっていうのがあるから、そこで合ってるというか。俺は、いろんな事をやりたいんだよね。もちろん最初は1個のバンドで出来たらいいなって思ってたけど、なかなか自分の理想のバンドが作れなかったから、ロックバラエティっていうんじゃないけど、自分の立ちポジションを変えて、新しいやり方をね。分かってるかもしれないけど、なかなかバンドで成功するのって難しいじゃん。これからheidi.はそこに向かってくでしょ。それだけバランスがバンドで取れていれば絶対可能性はあると思うし、やるべきだと思うよ。俺は逆にちょっと羨ましいな。バンドでちゃんとやっていられるっていうのは。曲も格好良いと思うし。音楽を大事にしてるってさっき言ってたじゃない。それでそういう曲を作ってるなっていうのが、分かった気がした、すごく。
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“新宿LOFTの印象=トイレが臭い!?”
ナオ 俺は移転前のLOFTは知らないんです。義彦は知ってる? 行った事あるんだっけ?
義彦 あります。
ナオ あるの? 俺知らないのに!
Kiyoshi そこで悔しがる?(笑)
ナオ でもLOFTって言ったらやっぱ、俺も田舎ものなんで情報だけ先行してるのかもしれないんですけど、バンドを組んだら絶対にやらなきゃいけない所っていうのがありましたね。
Kiyoshi まあ、敷居の高いライブハウスだよな、田舎から来たら(笑)。LOFTで出来たら、とりあえずライブハウスはOKかな、みたいな(笑)。
ナオ 登竜門みたいな事も言われてましたし。そういうイメージですかね、俺は。
Kiyoshi あとライブ終わった後にBARみたいに飲めるじゃない? あーいうのって俺はLOFTが最初なんだよな、経験したの。LOFTはガキの頃から来てたからなぁ。ANARCHYも観に来たし。ザ・スターリンは会場の前まで行って、でも怖いから入れなくってってのもあったし(笑)。あと44MAGNUMが『関西殴り込みGIG』をやってて、EARTHSHAKERとかと。まっ、JOEなんだけどな(笑)。JOEは同い年なのね。俺が高校生でギター始めた頃に彼は44MAGNUMでLOFTを満杯にしてドラムを叩いてましたね(笑)。あとはMADBEAVERSかな、一番最初に小滝橋のLOFTで2days、3daysやって。ちょうどhideが死んじゃって、Spread Beaverのツアーをやらなきゃいけないんだけど、急にお膳に乗せられたようなものにしたくなくて、なんかその前にJOEとベースのChirolynとなんかやりたかったんだよね。1回リズム隊と何かやってから、Spread Beaverでやりたいって思った時に、地方のライブハウスと、東京はLOFTでライブレコーディングもしながらライブをやったんだけど、LOFTのライブの時に台風が来て。A-DATで録ってたんだけど途中で電源が落ちて、ライブレコーディングが止まっちゃって。でもちょうど台風がきた所でデジカムでも撮ってたから、音は全部デジカムにすりかえて。でね、ライブやってた時に、バッバッって電気が消えたのね。「あっ、来た!」って。でもちょうど曲が始まる所から戻ったんだよね、上手い具合に。だから編集的にも演出的においしいなぁ〜って事になったんだけど、それがすごく印象深くて。あとは小滝橋通りのLOFTはトイレが臭いっていうのが印象に残ってますね(笑)。本当にLOFTはいろいろやらせてもらってますね。でもMADBEAVERSがなんだかんだで多いかな。節目節目でやらせてもらってて。

“9/8のイベントに向けて”
義彦 本当に楽しむのが大事なので、楽しい一日にしようと思うので、是非みんな遊びに来て下さいって感じです。
ナオ 俺ももちろん楽しみですし、多分MADBEAVERSさんのお客さん達は当然俺らの事は知らないと思うので。
Kiyoshi いや、そんな事ないよ。大丈夫。逆にheidi.のお客さん達が俺らの事を知らないよ。何このおじさん達って(笑)。
ナオ でもそんな人達にもいいバンドだなって思ってもらえるようなライブをしてやろうかなって思っています。楽しみにしてて欲しいです。
Kiyoshi 今日こうやって知り合えたので、今度はベースとドラムの彼らと、7人で、楽しい打ち上げを出来るように、楽しいライブを目指します。頑張りましょう!
義彦ナオ 宜しくお願いします!!



■MADBEAVERS最新情報
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<LIVE>
09/04(土) 名古屋ell FITS ALL
09/08(水) 新宿LOFT
10/02(土) 代官山UNIT『COME ON EBIBODY!』※ワンマン
【freeman a.k.a KIYOSHI】
09/17(金) 大阪南堀江CELL BLOCK
09/18(土) 和歌山レモネードカフェ
<RELEASE>
10/06(水) LIVE DVD「闇夜を切り裂くSUPERCAR GENERATION BABY TOUR 2010」Release!!
\5,500(tax in)/DDBZ-1055
※3月に発売されたALBUM「We are supercar generation baby」を引っ提げ、CLUB Lizard Yokohamaからスタートした
「闇夜を切り裂くSUPERCAR GENERATION BABY TOUR 2010」。
ツアーファイナルの4/3の新宿LOFTとメンバーのインタビューも収録。
MADBRAVERSジャケ写_1.jpg
<HP>
http://madbeavers.com/

■heidi.最新情報
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<LIVE>
09/06(月) 本八幡ルート14 ※義彦のみの出演
09/08(水) 新宿LOFT
09/24(金) 新潟LOTS
09/26(日) Shibuya O-east
09/27(月) 秋葉原CLUB GOODMAN
10/16(土) 原宿アストロホール
【heidi. LiveTour2010[-閃光メロウ-]】
10/19(火) 千葉LOOK
10/23(土) HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
10/24(日) 横浜BAYSIS
10/31(日) 仙台HOOK
11/03(水) 札幌KRAPS HALL
11/07(日) 新潟CLUB JUNK BOX
11/12(金) 高崎club FLEEZ
11/13(土) 宇都宮LIVEHOUSE KENT
11/20(土) 福岡DRUM BE-1
11/26(金) 京都MUSE
11/27(土) 岡山表町LIVEHOUSE IMAGE
11/28(日) 浜松FORCE
【heidi. LiveTour2010[-閃光メロウ-]ツアーファイナル】
12/04(土) 梅田AKASO「大阪の情と」
12/05(日) 名古屋Electric Lady Land「名古屋の熱と」
12/10(金) LIQUIDROOM「東京の心」
<RELEASE>
・「∞ループ」NOW ON SALE!!
[初回限定盤]\1,890(tax in)/GNCL-0049/CD4曲+DVD
∞ループ限定盤.jpg
[通常盤]\1,260(tax in)/GNCL-0050/CD4曲
∞ループ通常盤.jpg
・10/06(水) Album「閃光メロウ」Release!!
[初回限定盤A]\3,675(tax in)/GNCL-1234/特典DVD付
[初回限定盤B]\3,675(tax in)/GNCL-1235/特典DVD付
[通常盤]\3,150(tax in)/GNCL-1236/ボーナストラック付
<HP>
http://www.heidi-net.com/
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